「検索 なぜ母子家庭のほうが多いのか? 厚生労働省」などから引用・参照
なぜ母子家庭のほうが多いのか?
母性優先の原則
・親権者決定においては「母子優先」の原則があるため、父親が不利になりやすいでしょう。
・とくに乳幼児の場合は特別な事情がない限り、母親が親権を持つべきという考え方があります。
・子どもが小さいうちは母親によるきめ細かな養育が不可欠で、子どもの幸せのためになるとみなされているからです。
・現在共働き世帯が増え、父親の育児休暇制度が浸透しつつあります。
・しかし子育てに関しては父母の役割分担が変わるという過渡期においてなお、母性優先の考え方が親権者決定に残っているのもまた現状です。
離婚する理由
・性格が合わない
・異性関係
・暴力をふるう
など
2023年時点でも、3組に1組が離婚する時代
ひとり親家庭の現状と支援施策の課題について
母子世帯の多くがなぜ貧困なのか?
・学歴と離別経験との間に有意な関係がある
・学歴が低いほど離別率が高くなっている
・日本での女性の場合、学歴に関わりなく、未婚の時は半数以上が常勤しているが、結婚や出産を契機に大半が学歴が低いほど離職が高い
・職種では専門技術職や事務・営業職よりも販売・サービス系のほうが離職率が高い
・離婚後に復職する場合、学歴が高ければ、専門技術職や事務・営業職で常勤職に就きやすいが、販売・サービス系の仕事では常勤職に就ける可能性は極めて低く、多くが臨時・派遣になる現実
・常勤職であれば、数年で年収 300 万円以上を確保できるが、臨時・派遣であれば、年数が経ってもほとんど収入は増えず130~150 万円程度の現実
・しかも、子どもたちに貧困が再生産される可能性が危惧される
(202307)