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202407時点での情報です
熱中症の名称になる前は、「日射病」「熱射病」、江戸時代には「丈夫な方でもなってしまうことから鬼の霍乱(かくらん)」と呼ばれていたほど、ずっと昔からあった病気とされていたようです
CONTENTS
熱中症になる主な要因
「熱中症」とは、暑い中にいて起こりうるからだの障害全てを含めたもの
・運動や仕事で起こる熱中症
・高齢者のうち65歳以上では87%の方が気付かずに室内でも起こしそのまま亡くなってしまう
※令和2年:自宅や室内で熱中症になった割合43.4%(5割が高齢者)
理由としては、
・暑さへの感覚が鈍い
・汗をかく機能が低下
からだの体温調整のしくみ
・外部や内部によって体内で上がった熱は、「汗」「皮膚温度」により、熱を外へ逃がしているそうです
※基本的に熱は主に体内の水分を「汗」として放出して熱を外に逃がしますが、体内の水分が足りないと汗がでなくなり、熱は体内から放出することができなくなるようです
熱中症は主に3つの要因が重なることで発症する確率が上がります
3つの要因
・外部環境温度が上がる
・からだの不調により温度コントロールができない
・行動による体内温度の上昇
によって、からだの体温調整ができず、体内に熱が溜まってしまう状態になり熱中症になるといわれています
※熱中症は室内でも起こりますので、室内温度、湿度などもすぐにわかるようにしておきましょう
熱中症の主な症状
分類1度(熱ストレス)
・立ちくらみ「急激な眠気、めまい、失神」など「熱失神」ともいわれている
・筋肉痛・筋肉の硬直(汗によるナトリウムなどの欠乏により生じる)
・手足のしびれ・気分の不快
分類2度(熱疲労)
・頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感。からだがぐったりして力が入らず、いつもと様子が違う軽い意識障害
分類3度(熱射病)
・2度の症状に加えて、けいれん・手足の運動障害により、呼びかけや刺激の反応がおかしい。真っすぐ走れない・歩けないなど
・高体温。からだの触ると熱いという感触
・肝・腎機能異常・障害、血液凝固障害。これらは医療機関の採血によって判明
熱中症の予防と対策
・涼しい服装
・長時間の直射日光を避ける
・日傘や帽子などで直接太陽にあたることを避ける
・水分と塩分のこまめに摂取
・WBGT対策ガジェットの用意
※総合学習ができる動画解説は
暑さの中で倒れていた場合
・声かけ
・意識がない時は救急車を呼ぶ
・日の当たらない場所へ、涼しい場所へ移す
・できれば、水でしぼった布などを血液の近いところに置いて温度を下げる
・水分は本人が飲めるようなら少しずつ与える
オフィスに適切な熱中症対策セットや防災対策にも【ピースアップ】熱中症の応急処置
(202407)