交通誘導警備 呼び込み誘導について 初心者向け案内 もう迷わないシリーズ

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呼び込み誘導とは

・車両や第三者等へ誘導案内時の初動動作誘導のこと

呼び込み誘導は必要以上に行わないほうがよい

・基本的には初動を伝える所作のため、相手に伝われば、それ以上誘導合図を行う必要がない

・警備員は警備業法第15条によって守られているのに、必要以上な誘導は不要な過失を生み出すことになる

・警備員の不必要な誘導はドライバーの意識集中を分散させてしまうことにも注意

理由

・不必要な誘導は警備員の過失割合を増やすことになるため

・運転しているドライバーは初動の後は運転に集中するために

・信号下では誤誘導をしてしまうため

・少なからず一般ドライバーの中には警備員に権限ないことを知らない方がいるため、誘導員のサインをそのまま信じてしまい、事故になってしまった後にほぼドライバー過失になることを知り、結果的にドライバーを裏切ることになるため

その呼び込み誘導不適切かも

・交通警備員の不必要な進行誘導はドライバーの注意力を分散させてしまい、わずかな判断時間を奪うことにもなるため

・不必要な誘導動作はドライバーのイニシアティブ判断を迷わす要因になるため

・信号に任せられる場所では信号に任せるがドライバーにとって適切と考えられる

▶片側交互通行時の後方での呼び込み誘導

▶規制ルート設置前と後で影響がない交通ルートの呼び込み誘導

▶規制ルートと関係のない場所での呼び込み誘導

▶信号に任せられる下での呼び込み誘導継続

など、その現場状況で本当に適切なのかもう一度注意深く考察してみよう

ーーー不適切な呼び込み誘導継続をしてはいけない理由ーーー

ドライバーの判断ミスを招く

・誘導員が「来ても安全」という合図(誘い込み)を出したとしても、実際には見えていない場所から別の車両や歩行者が接近している可能性がある

・運転者は誘導員の合図を全面的に信用してしまい、周囲の安全確認を怠る可能性が高くなる

責任の所在が曖昧になる

・万が一事故が発生した場合、「誘導員が来るように言ったから」と運転者が主張するから

・警備員の誘導には法的な強制力はないものの、誘導ミスによる事故では警備員側にも責任が問われるケースになる

予期せぬ状況に対応できない

・交通状況は刻一刻と変化することから、タイミングが合わないと誘導員が一度「来い」と合図した後に急な危険が生じても、すでに進行を始めた車両を止めるのは困難であるため

警備業法第15条違反の可能性が上がる

・交通警備員は、人や車両を無理に移動させたり、特定の場所に誘導したりする強制力を持っていないのに乱暴で強引な誘導に気付かずに誘導している場合があるため

・交通警備員は、あくまで「お願い」としての誘導であり、不必要な呼び込みは、強制行為ともみなされ、この法的根拠に反する行為と見なされる可能性があるため

・交通誘導の基本は、「停止」と「徐行」の合図を明確に行い、安全が完全に確認できるまで進行させないことであるが、ドライバーが迷うような動作や、ドライバーに横柄な態度に見えたりすることでドライバーの判断を迷わす可能性が事故になるケースがあるため

・車両の前面に飛び出さず、運転者から常に見える位置で、ゆとりを持った大きな動作で合図を送ることが求められているのに、進行合図でも車両動線から微動だに動かないなど、明らかにドライバーの進行を妨げる位置にいることで受傷事故になるケースになるため

依頼管轄外や不必要な呼び込み誘導は法的効力を持たない

交通誘導員が自分の管轄外(指定された区域外または関係のないルート)で誘導を行わない主な理由は、
・法的な権限の範囲と責任の所在が明確に定められているため、守備範囲を超えた業務は前提を覆すことになるからです

法的な権限の制限

・交通誘導員(警備員)は、警察官とは異なり、法令(主に警備業法や道路交通法)に基づいて行動する権限が特定の区域や業務内容に限定されています

・警備員の仕事はあくまで「誘導」や「協力」であり、法的な「交通整理」は警察官のみが行えます。指定された区域外や不必要な呼び込みでは、この限定された権限も及びません

責任の所在の明確化

・警備会社や依頼主(工事現場など)との契約に基づき、業務を行う区域が明確に定められているため

・管轄外や関係のない呼び込み誘導を行った結果、事故やトラブルが発生した場合、契約の範囲外の行為となるため、警備会社や誘導員個人の責任の所在が不明確になったり、保険の適用外となったりするリスクがあります

専門性と状況把握

・交通誘導員は、担当区域の地理的状況、交通量、工事計画など特定の状況を把握した上で業務にあたっています。管轄外の区域では、現地の状況を正確に把握していないため、不適切な誘導が新たな危険や混乱を招く可能性があるからです

これらの理由から、交通誘導員は、トラブルや法的な問題を避けるために、指定された範囲内でのみ業務を遂行することが求められています

片側交互通行時に信号の停止線を利用している場合

◾️なぜ信号下では、不必要な呼び込み誘導または継続はしないほうが良いのか?

事故発生時の責任問題

・信号下での不要な継続的な呼び込み誘導によって信号を無視するような誤誘導事故が発生した場合、誘導を行った警備員や警備会社が過失責任を問われる可能性が高くなります

・運転手や歩行者は、警備員の誘導に従うことが適切であると認識しているため、その誘導が原因で事故が起きると、誘導側の過失責任が大きくなります

予期せぬ事態への対応困難

・交通誘導員が「青信号やこのタイミングなら安全」と判断して車両や歩行者の呼び込みでも、予期せぬ別の車両の進入や状況変化により、危険な状態に陥る可能性があるため

・全ての状況を完全に把握してコントロールすることは不可能であり、呼び込み誘導継続に意識がいくことで注意力が散漫になり、安全確認が慎重に行えないため

・青信号での呼び込み誘導は、停止サインを解除した場合や、不慣れで迷っているドライバーに認識してもらうレベルで誘導する

・進行中は後続車への連続呼び込み誘導は、信号が青である場合は行う必要がない。が、ドライバーが交通警備誘導に不慣れで、かつ、ドライバーを注視し続けてドライバーに誤解を与えるような態度や曖昧な動作には気をつける必要があるため

道路交通法では、車両や歩行者は信号機の表示に従って通行することが義務付けられています

・信号が青色の場合は「進んでよい」を意味するため、交通誘導員や警察官による個別の誘導は原則として必要ないと考えるのが妥当

信号下での交通誘導が必要となるのは、以下のような特別な状況下

・信号機が故障・停止している場合

・災害発生時や緊急車両の通行時

・工事現場などで一時的に、その特定の信号が交通規制に関わっている場合
これらの状況では、信号機に代わって誘導員の指示が最優先されますが、信号が正常に機能し青色を表示している場合は、誘導なしで安全に通行できます

信号下ではドライバーに信号通りに進行してもらうためには

・余計な動作は行わない

・道路脇から少し離れる

・必要以上にドライバーを注視せずに、リラックスして判断してもらえるような配慮も必要です

誘導時に無理に誘導しない方が良い理由

青信号で発進しない車に推奨される警備員の対応を振り返ってみよう

安全上のリスク

・前方のドライバーが何らかの理由(体調不良、携帯電話の使用、考え事をしている、あるいは単に見落としているだけかもしれません)で停止しているかもしれない

・無理に誘導したり急かしたりすると、前の車が慌てて急発進し、他の車や歩行者と衝突する危険があります

法的な問題

・不必要な笛の使用や、追い越し禁止場所での追い越しは、道路交通法違反となる可能性があるため

予期せぬ事態への備え

・ドライバーが意識を失っている、あるいは車両が故障している可能性もあります

・無理に動かそうとするのではなく、ドライバーの様子を確認し、周囲の状況を冷静に判断する必要があります

誘導サインを送った後ドライバーの反応少し待つ

・まずは数秒から数十秒、様子を見ましょう。単に見落としているだけであれば、気づいて発進するかもしれません

・ドライバーの様子がおかしいなど、体調不良や事故の可能性がある場合も想定し、110番や119番に連絡することも意識下にいれておきましょう

何よりも、安全を最優先に行動することが重要です。
以上のことから、ドライバーの不注意に対して、
・まずは気づくまで待つ
・誘導棒などを激しく回して慌てさせない
・誘導員のせいではない

1番の優先順位は、事故にならないために何をすべきかという判断力であり、ドライバーに圧をかけることは危険行為であるため、絶対にしてはならないということが理解できたと思います

不適切な呼び込み誘導(継続)が記録に残る時代に

・時代と共に進化する車内ドライブレコーダー

・警備員の所作が浮き彫りになる一般人による動画投稿

など、交通誘導警備員への応対方法に対して一般ユーザーの認知も上がってくることから、交通誘導警備員は会社側の案内と実務経験からわかる経験者しかわからない情報詳細乖離の幅を自主的に交通誘導警備員としての資質向上学習に努めなければなりません

不適切な呼び込み誘導や呼び込み誘導継続をしないほうが良い理由は、複数の要因によるものと認識が高まったと思います

まず、誘導は誰のためなのかを認識を高めて、皆様にとって交通誘導は数ある多くの車両ですが、誘導している1台1台の車両には個人の人生があることも絶対に忘れてはならないのです

(202511)

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momas satori60%

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◆取組テーマ
「Knowledge creates your future」知識が自分の未来をつくる
初心者向けに悟り60%を目指して案内解説中

◆スタイル
・自分が調べたことをカテゴリー記事にした「もう迷わないシリーズ 初心者向け悟り60%雑記サイト」を構築中
・202303より記事関連YOUTUBE動画も投稿中
サイト名「もう迷わないシリーズ」

◆目指しているところ
・初心者向け案内として読者方々の「知らない」から「迷う」の対義語「悟り」めやす60%が目標
・はじめての方向けに関連「ワンセンテンス」カテゴリーを一気読みして「ざっくり知ってもらう」を目指してます

◆「情報発信元」や「エビデンス」について
・文献サイトから引用・参考
・所管省庁サイトからの引用・参考
・専門事業者や特化型事業主サイトなどから引用・参考
・CHATPGTから内容確認をして投稿
・「自分の考え」や「経験」や「検索」は表記

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・リテールマーケティング1級(講師登録中)
・会社勤め零細~東証一部上場企業~飲食店経営~運営コンサルタント
・フリーランスで個人事業主運営中
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